当農園の園主栽培経験が60年の杉山氏が解説。
スイカ栽培の水やりの頻度について質問のメールがございましたので回答いたします。その地域によってまた、気候や成長状況によって異なります。以下に成長過程ごとに一般的なガイドラインを示します。参考まで。

- 成長初期(種まき後から苗が発芽してから数週間):
水やりを毎日行い、土壌が湿っていることを確認します。苗がしっかりと根を張るのを助けます。 - 成長中(花芽がつき始めから実が形成されるまで):
水やりは、土壌がやや乾燥したら行います。一般的には、週に1回から2回程度の水やりが適しています。過剰な水やりは根腐れや病気の原因になるため、土壌の湿度を確認しながら行います。
この時期の水やりが一番大変 - 実が成長中(実が大きくなっている期間):
水やりは、土壌が乾燥しないように定期的に行います。乾燥しすぎると実の品質に影響が出るため、土壌の湿度を監視し、必要に応じて水やりを行います。
通常は週に1回から数回の水やりが必要です。 - 収穫直前:
実が十分に成熟している段階では、水やりを制限して行います。これにより、果実が過剰に水分を吸いすぎることを防ぎ、甘みと品質を高めることができます。
水やりの際には以下のポイントにも留意してください:
根元に直接水を与えるようにします。
夜間に水やりを行うと、葉や茎が濡れたままになるため病気のリスクが高まります。朝や昼間に水やりを行うのがベストです。
土壌がしっかりと水を保持するために、マルチング(地表の覆い)を行うことも考慮してください。
以上の情報を参考にしながら、スイカの成長状況や環境条件に応じて適切な水やり頻度を調整してください。
如何でしたでしょうか。少しでもお役に立てば幸いです。皆さんも参考にしていただければ幸いです。