スイカに塩をかけると『甘い』と感じる理由とは
当農園の園主栽培経験が60年の杉山氏が解説。
昔からの言い伝えでおなじみの格言。改めて調べてみました。
※園主は栽培経験実績が驚きの60年の実績とは:地域のスイカを1935年ころ、松本市波田の下原集落でスイカが作られ始めた。(情報元:ウィキペディア)
弊社では初代から通算で約60年の栽培経験実績を指します。
スイカに塩を振ると、逆にスイカの甘さが際立つ理由はいくつか存在します。
味のバランス: 塩は「調味料」としての役割を果たし、スイカの甘さと塩味が調和して味のバランスを整えます。塩は甘さを引き立てる効果があり、その結果、スイカの甘さがより一層際立つのです。
唾液の分泌: 塩を舌で感じると唾液の分泌が促進されます。唾液には食物を分解し消化するための酵素が含まれており、食物の味をより深く感じるためには十分な唾液の分泌が必要です。唾液の分泌が増えることで、スイカの甘さをより強く感じることができます。
香りの強調: 塩を振ることでスイカの香りが引き立ちます。塩の風味がスイカの香りと組み合わさることで、食欲を刺激し、スイカの甘さをより一層感じることができます。
ただし、塩を振る際は適量を守ることが重要です。塩の量が多すぎると、スイカの甘さを引き立てる効果が逆になり、スイカが塩辛く感じられてしまいます。適量の塩を振ることで、スイカの甘さを引き立てる美味しい組み合わせを楽しむことができます
スイカに塩が一般的になったのは江戸時代からって本当
江戸時代には、「塩スイカ」という食べ方が一般的で、特に都市部で人気がありました。夏になると、スイカに塩を振って味付けすることが一般的でした。塩はスイカの甘さを引き立て、さっぱりとした風味を楽しむことができました。また、塩には体を冷やす効果があるとされていたため、暑い夏を乗り切るためにも塩スイカが好まれました。
塩スイカは、江戸時代の風物詩として知られており、浮世絵などの文化作品にも描かれています。現代でも、日本の夏の風物詩として塩スイカは人気があります。
しかし、塩スイカは個々の好みや地域により異なり、全ての人が塩をかけて食べるわけではありません。スイカの食べ方は個々の好みにより多様で、塩をかけずにそのまま甘さを楽しむ人も多いです。
今回のテーマ(スイカに塩をかけると『甘い』と感じる理由とは)はいかがでしたでしょうか!
“スイカ、果物の中で唯一の“涼”。知ってるとちょっぴりクールな、スイカの雑学を共感しよう!”
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