家庭菜園スイカ人工授粉のポイント
家庭菜園スイカ人工授粉のポイント
当農園の園主栽培経験が60年の杉山氏が解説。
※園主は栽培経験実績が驚きの60年の実績とは:地域のスイカを1935年ころ、松本市波田の下原集落でスイカが作られ始めた。(情報元:ウィキペディア)
弊社では初代から通算で約60年の栽培経験実績を指します。
スイカ大実り!家庭菜園での人工授粉の秘訣とは?
家庭菜園でスイカを育てている方へ。毎年、スイカの実がなかなかならない・・・そんな悩みを解決する秘訣を公開します。実は、人工授粉をすることでスイカの結実率が格段にアップするのです。今回は、家庭菜園でスイカに人工授粉する方法と注意点を詳しくご紹介します。
スイカの花は雄花と雌花に分かれている
スイカの花は、雄花(おしべの花)と雌花(めしべの花)に分かれています。雄花から花粉を採り、雌花に移し交配させる「受粉」を行わないと実がなりません。家庭菜園では自然に虫が訪れて受粉してくれる機会が少ないため、人工的に受粉を行う必要があるのです。
人工授粉のタイミングは朝が最適
人工授粉は朝の時間帯に行うのがベストです。雄花の花粉は朝が最も活発で、受粉効率が高くなります。朝の8時から11時頃の間に行うのがおすすめです。気温が高すぎると花粉が枯れてしまうので、極力気温の低い時間に済ませましょう。
ブラシやマッチ棒を使って花粉を採取
人工授粉には、化粧ブラシやマッチ棒などの細い棒状のものが役立ちます。雄花のめしべに軽くこすり付けて花粉を採取し、次に雌花の花粉がついためしべにふれさせる。これを数回繰り返せば受粉は完了です。花粉が舞い散らないよう、ポリ袋に花を入れて行うのもおすすめです。
同じ品種で行うのがコツ
人工授粉を行う際は、必ず同じ品種の花からお互いの花粉を採取し交配させる必要があります。異なる品種の花粉を使うと、交配不可能になる可能性があるので注意が必要です。スイカは一本の蔓から複数品種の花が咲くこともあるため、品種をよく確認しましょう。
夕方にもう一度受粉しておくと効果的
人工授粉は朝のタイミングが理想的ですが、できれば同日の夕方にもう一度行うと効果的です。こうすることで、一日を通して雌花に十分な量の花粉がつく確率が高まります。夕方の受粉のタイミングは16時から18時ごろがベストです。
今回のテーマ(家庭菜園スイカ人工授粉のポイント)はいかがでしたでしょうか!
“スイカの甘さだけじゃない、知ってる?スイカの不思議な雑学で心も満たされる夏を共感しよう!”
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