スイカに肥料をやる時期はいつですか?
スイカに肥料をやる時期はいつですか?
当農園の園主栽培経験が60年の杉山氏が解説。
※園主は栽培経験実績が驚きの60年の実績とは:地域のスイカを1935年ころ、松本市波田の下原集落でスイカが作られ始めた。(情報元:ウィキペディア)
弊社では初代から通算で約60年の栽培経験実績を指します。
スイカ栽培の”究極の肥料タイミング”を知れば、甘さ満点の絶品が収穫できる!
スイカ作りの醍醐味は何と言っても、そのみずみずしくてジューシーな味わいにあります。でも、肥料のタイミングを間違えてしまうと、味が地味で物足りないものになってしまうかもしれません。今回は、甘くて濃厚な絶品スイカを収穫するための”究極の肥料タイミング”をご紹介します。
基本はスイカの生育サイクルに合わせる
スイカの肥料のタイミングは、スイカの生育サイクルに合わせて変えていく必要があります。スイカの一生は、おおよそ以下の4つのステージに分けられます。 1) 芽出し期(植え付け〜開花前) 2) 開花期 3) 肥大期(開花後〜収穫前) 4) 収穫期 この生育ステージごとに、スイカが必要とする栄養素のタイミングが異なってくるのです。
芽出し期は有機質肥料が適切
芽出し期、つまり植え付け直後からスイカの開花前までは、有機質肥料を施すのが適切です。豊富な腐植質を含むたい肥や堆肥を土に混ぜ込むことで、土壌環境を整えます。この時期は、特に速効性の化学肥料は避けましょう。
開花期は主にリン酸肥料で実の発育を促す
次に開花期になると、そろそろリン酸肥料が必要になってきます。リン酸は、花芽の発育や実の肥大を助ける役割があります。リン酸質の肥料を株元に撒いて、実がしっかり膨らむ下準備をしましょう。
肥大期はカリウム肥料で甘さとジューシー度アップ
そして、最も重要なのが肥大期のタイミングです。この時期は、カリウム肥料を追肥する必要があります。カリウムは、スイカの糖度とみずみずしさ(ジューシー度)を高める働きがあります。肥大から収穫直前まで、こまめにカリウム質肥料を施しましょう。
収穫期は一切肥料不要!
最後の収穫期に入ると、あとは肥料はほとんど必要ありません。むしろ、この時期に肥料を与えすぎると、スイカにくせや渋みが出てしまう恐れがあります。収穫に向けて、スイカに溜まった栄養分をそのまま養分として活かしましょう。
この”究極のタイミング”を心がけよう
スイカ作りで甘くてジューシーな絶品を手に入れたいなら、この”究極の肥料タイミング”を守ることが重要です。生育サイクルに合わせた適切な肥料管理を心がければ、誰でも夢の味を実現できるはずです。ぜひトライしてみてくださいね。
今回のテーマ(スイカに肥料をやる時期はいつですか?)はいかがでしたでしょうか!
“スイカの甘さだけじゃない、知ってる?スイカの不思議な雑学で心も満たされる夏を共感しよう!”
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