スイカは昔は何色だったのでしょうか?
スイカは昔は何色だっのでしょうか?
当農園の園主栽培経験が60年の杉山氏が解説。
※園主は栽培経験実績が驚きの60年の実績とは:地域のスイカを1935年ころ、松本市波田の下原集落でスイカが作られ始めた。(情報元:ウィキペディア)
弊社では初代から通算で約60年の栽培経験実績を指します。
スイカの起源とは?意外な本来の色の正体に迫る
皆さん、こんにちは。夏になると食卓に欠かせないスイカ。真っ赤な果肉に、みずみずしい甘みと爽やかな香りは、誰もが心待ちにしている味わいですね。
ところで、スイカの原産地はどこだと思いますか?また、その昔の色は赤だったのでしょうか?意外な事実が隠されているかもしれません。
今回は、スイカの起源と本来の色の正体に迫ってみたいと思います。思わぬ驚きの答えが明らかになるかもしれません。
スイカの始まりはアフリカ
スイカの原産地は、実はアフリカの熱帯地方だったことをご存知でしたか?
スイカの祖先は、西アフリカのサハラ Desert地方に自生していたと考えられています。この地域は高温多湿の環境で、そこから甘くて水分たっぷりのスイカが生まれたのです。
その後、スイカは地中海沿岸を経由してヨーロッパやアジアに広まり、やがて世界中に伝播していったと言われています。
スイカの本来の色は意外な黄色!?
さて、スイカの昔の色はいったい何色だったのでしょうか?実は、本来のスイカの果肉の色は真っ赤ではなく、黄色だったことが分かっています。
スイカに赤い色素”リコピン”が含まれるようになったのは、長い歳月を経た後のこと。人為的な品種改良によってリコピンが増え、今の赤い色になったと考えられています。
つまり、スイカの原点に立ち返れば、実は黄色い果肉だったというわけです。食用になる前の野生種が、そのままの色を残していたのかもしれません。
このように、今でこそ一般的な赤いスイカですが、その原点を探れば、思わぬ驚きの事実が隠されていたのです。スイカの魅力は、いつの時代も色あせることがありませんね。
この記事へのコメントはありません。