スイカに米ぬかを与えるとどうなる?
スイカに米ぬかを与えるとどうなる?
当農園の園主栽培経験が60年の杉山氏が解説。
※園主は栽培経験実績が驚きの60年の実績とは:地域のスイカを1935年ころ、松本市波田の下原集落でスイカが作られ始めた。(情報元:ウィキペディア)
弊社では初代から通算で約60年の栽培経験実績を指します。
スイカに米ぬかを肥料として与えることは可能ですが、その使い方には注意が必要です。
まず、米ぬかは玄米の外皮の粉で、リン酸や糖分、タンパク質が含まれています12。これらの成分が土壌の微生物を活性化させることで肥料となります。しかし、米ぬかは土壌分解速度があまり早くないため、この部分を補える他の素材を混ぜて使用されます。
また、米ぬかは肥料の成分中に必要な炭素率が高いため、発酵促進が不足してしまいます12。このため、リン酸以外の成分を油かすやカキ殻石灰などで補います。
米ぬかぼかし肥料は、米ぬか+素材(油かすやカキ殻石灰+水+発酵促進剤など)を混ぜ合わせて作るため、発酵させるという手間は必要になります。
ただし、使い方を間違えると、肥料のはずが土壌が悪くなってしまうという最悪のケースも考えられます。そのため、経験と知識が必要となります。初心者の方は、専門家のアドバイスを求めるか、既製の肥料を使用することをお勧めします。また、有機栽培を試みる際には、米ぬかぼかし肥料を試すのも一つの方法です。ただし、その際には、適切な知識と経験が必要となります。
今回のテーマ(スイカに米ぬかを与えるとどうなる?)はいかがでしたでしょうか!
“スイカ、果物の中で唯一の“涼”。知ってるとちょっぴりクールな、スイカの雑学を共感しよう!”
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