黄色のスイカの方が甘いのはなぜですか?
黄色のスイカの方が甘いのはなぜですか?
当農園の園主栽培経験が60年の杉山氏が解説。
黄色いスイカの”究極の甘さの秘密”とは?
スイカと言えば、鮮やかな赤色が一般的ですが、実は”黄色いスイカ”も存在します。気になるのが、その甘さ。赤よりも黄色の方が”甘い”と言われているのには、確かに理由があったのです。今回は、黄色いスイカの甘さの秘密に迫ります。
黄色のスイカは赤より甘い?!
一般的に、赤いスイカよりも黄色いスイカの方が甘いと言われています。市場に並ぶ黄色いスイカは、糖度14度以上の高糖度品種がほとんどだからです。一方の赤いスイカの平均糖度は10度前後と、黄色より劣るのが通例です。
高糖度の理由は”日光浴び過ぎ防止”
赤いスイカが夏の直射日光を受けすぎると、日焼けして美味しくありません。一方の黄色は、外観から分かる通り日光に強い品種なのです。だからこそ、強い日差しの中でゆっくりと甘みを蓄積できるのです。
さらに”黄色”には秘密がある?!
黄色に見えるスイカの正体は、実は”白”の品種なのだとか。黄色く見えるのは、大気中のカロテノイドという黄色い色素を多く含むためで、それ自体が栄養となっているそうです。青空の下でゆっくり育つからこそ、甘さとカロテノイドを蓄えられるのかもしれません。
まとめ
日光に強く育てやすい黄色のスイカは、赤よりもさらに濃厚な甘さを持つスイカなのです。今年の夏は、ぜひ両者の違いを味くらべしてみてはいかがでしょうか。
今回のテーマ(黄色のスイカの方が甘いのはなぜですか?)はいかがでしたでしょうか!
“スイカ、果物の中で唯一の“涼”。知ってるとちょっぴりクールな、スイカの雑学を共感しよう!”
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