美味しい西瓜づくりに霜の洗礼
当農園の園主栽培経験が60年の杉山氏が本日の主な作業を紹介。
美味しいスイカづくりに 霜に負けるな
霜降りで−3度以下になる。
テントのビニールに直接付いた葉は黒く霜焼けになった。
原因は、風で子テントに隙間ができ、スイカの葉が子テントから露出した。残念だが仕方ない。自然には勝てない!
体勢に影響はないが、低温による今後の生育が心配である。
葉面散布(酵素・アミノ酸)をしたい所だが、
低温でテントを上げたくないのが現状です。
第1圃場 古武3番口の5本整枝
今日の作業は5本整枝作業。
毛糸の帽子を被りダウンジャケットを着ての作業。寒い・・・もうじき5月だというのに~
スイカ栽培に霜は有害な理由
霜がスイカに有害な理由は、主に以下の2つの理由があると言われています。
- 水分の凍結による損傷(これが殆ど)
霜が降りると、スイカの葉や茎に含まれる水分が凍結し、組織に損傷を与えます。このため、霜に当たったスイカは成長が止まってしまい、健康状態が悪くなることがあります。
- 果実の表面凍結による腐敗
スイカの果実が大きくなってから霜が触れると、果実の表面が凍結し、腐敗を引き起こすことがあります。めったにありませんが、これは、果実表面の細胞が凍って破裂し、電解質や酵素が流出するためです。また、果実表面が凍結することで、微生物が繁殖しやすくなり、腐敗が進行することがありせっかく実ったスイカをダメにしてしまいます。
以上のように、霜はスイカにとって非常に有害であり、スイカの生育や品質に悪影響を与える可能性があります。スイカを栽培する地域では、霜に対する対策が重要となります。この時期は天気予報とにらめっこ 神経を使う日々です。美味しいスイカづくりには大敵ですが自然の驚異には勝てません。
この記事へのコメントはありません。