スイカはなぜ傷むのが速いのでしょうか?
スイカはなぜ傷むのが速いのでしょうか?
当農園の園主栽培経験が60年の杉山氏が解説。
※園主は栽培経験実績が驚きの60年の実績とは:地域のスイカを1935年ころ、松本市波田の下原集落でスイカが作られ始めた。(情報元:ウィキペディア)
弊社では初代から通算で約60年の栽培経験実績を指します。
スイカの「秘密」に迫る!なぜ傷みやすいのか?その驚きの理由とは
夏になると食べたくなるスイカ。でも、ちょっと残しただけで早く傷んでしまうのが難点です。なぜスイカは他の果物に比べて傷みやすいのか?その秘密に迫ります。
スイカには酵素が多く含まれている
スイカが傷みやすい理由は、スイカ自体に多く含まれている酵素が関係しています。スイカには「ポリフェノールオキシダーゼ」という酵素が他の果物に比べて非常に多く含まれています。この酵素が空気に触れると酸化反応を促進し、スイカの果肉を褐変(変色)させてしまうのです。
スイカが傷む仕組み
具体的にはこのような仕組みで傷みが進行します。 1. スイカの果肉が切られると、内部の酵素が空気に触れる。 2. 触れた空気中の酸素と酵素が反応し、酸化が始まる。 3. 酸化が進むと果肉が褐変して変色が目立つように。 4. 最終的には果肉が腐り、臭いまでが発生する。 この一連の過程が、驚くほど早いペースで進むためスイカはすぐに傷んでしまうのです。
この「秘密」を知れば対策も可能に!
スイカの傷みやすさの秘密が酵素にあることが分かれば、対策の糸口も見えてきます。酵素の働きを何らかの方法で抑えることができれば、スイカの日持ちを延ばすことができるはずです。実は、レモン汁を塗るなどの対処法があり、その効果は驚くべきものがあります。スイカを長持ちさせる「究極の方法」についても、別の記事で詳しく解説しますので、ぜひご覧ください。
今回のテーマ(スイカはなぜ傷むのが速いのでしょうか?)はいかがでしたでしょうか!
“スイカの甘さだけじゃない、知ってる?スイカの不思議な雑学で心も満たされる夏を共感しよう!”
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