スイカの中身の食べられる部分はなぜ赤いの?
当農園の園主栽培経験が60年の杉山氏が解説。
ほとんどのスイカは中身の果肉の色が赤いのはなぜでしょうか?調べてみました。
※園主は栽培経験実績が驚きの60年の実績とは:地域のスイカを1935年ころ、松本市波田の下原集落でスイカが作られ始めた。(情報元:ウィキペディア)
弊社では初代から通算で約60年の栽培経験実績を指します。
スイカの中身である赤い部分は、主にリコピンという色素によって着色されています。リコピンはカロテノイドと呼ばれる植物色素の一種で、赤い色を持ちます。
スイカの赤い色は、果実が成熟するときにリコピンが集まるためです。成熟すると、太陽の光がリコピンの生成を促進し、果肉が赤くなります。
リコピンは抗酸化物質で、人間の体にとって有益です。抗酸化物質は体内の活性酸素を中和し、細胞の酸化ストレスから体を守ります。さらに、リコピンは免疫力を高め、心臓病のリスクを減らすなどの健康効果があります。
スイカの赤い部分はリコピンが豊富で、そのため栄養価が高いとされています。しかし、スイカにはリコピンだけでなく、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素も含まれています。そのため、バランスの良い食事の一部としてスイカを摂ることをお勧めします。
スイカのリコピンは他の果物と比べてどれくらい多いですか?
スイカのリコピンは他の果物と比べてどれくらい多いですか?
スイカのリコピン含有量は、他の果物と比較しても非常に高いです。特にトマトと比較した場合、スイカのリコピン含有量はトマトの約1.5倍とされています。リコピンは赤い色素に含まれる成分で、抗酸化作用があり、健康に良いとされています。
ただし、リコピンの摂取には注意が必要で、適量を守ることが推奨されています。また、リコピンは加熱・加工(擦りつぶしたり)をした方がより効率よく摂取できるとされています。そのため、スイカをそのまま食べるだけでなく、アレンジ料理に挑戦するのもおすすめです。バランスの良い食事の一部としてスイカを摂ることをお勧めします。
スイカ以外でリコピンを摂る方法はありますか?
はい、スイカ以外でもリコピンを摂取する方法はいくつかあります。以下にいくつかの方法をご紹介します:
- トマト:リコピンはトマトに豊富に含まれています。特に加熱調理したトマトやトマトジュース、ケチャップなどが効果的です。リコピンは加熱することで吸収率が高まり、体内でより効果的に働くとされています。
- 油と一緒に摂る:リコピンは脂溶性のため、油と一緒に摂ることで吸収が促進されます。例えば、トマトサラダにオリーブオイルをかけると良いでしょう。
- 加熱調理:リコピンはソースやスープなど、加熱して食べる方法も適しています。トマトをソースやスープなど加熱調理すると、リコピンが含まれる植物の細胞壁が壊れ、体内での吸収率が上昇するからです。
- 朝に摂る:リコピンは「いつ摂るか」も重要で、朝が一番リコピンの吸収が良いことが明らかになっています。朝食時にトマトジュースと牛乳を組み合わせることがおすすめです。
これらの方法を試して、リコピンを効率よく摂取してみてください。ただし、いくら体に良いものでも過剰に摂取すると体調を崩す可能性があるので、適量を守るようにしましょう4。
トマトみたいなイメージなんですね
如何でしたでしょうか。
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