スイカの肥料は何をやるの?
スイカの肥料は何をやるの?
当農園の園主栽培経験が60年の杉山氏が解説。
※園主は栽培経験実績が驚きの60年の実績とは:地域のスイカを1935年ころ、松本市波田の下原集落でスイカが作られ始めた。(情報元:ウィキペディア)
弊社では初代から通算で約60年の栽培経験実績を指します。
スイカに与える”究極の肥料”とは?甘くて美味しいスイカの作り方
スイカといえば夏の代表的な果物です。しかし、実は農家の方々が様々な工夫を凝らしてスイカを育てているのをご存知でしょうか?今回は、スイカに与える”究極の肥料”と、おいしいスイカを作るための秘訣をご紹介します。
参考にしていただけましたら幸いです。
窒素・リン酸・カリウムを適量与える
スイカに最適な肥料は、窒素・リン酸・カリウムのバランスが大切です。この3つの肥料成分は、スイカの樹勢や果実肥大に欠かせません。
一般的なスイカ専用の化成肥料であれば、この3成分が適量配合されています。しかし、農家の方は追肥を行うことで、成育段階に合わせた成分の補給を行っているのです。
完熟促進に”カリウム”が重要
中でもカリウムは、スイカの甘み作りに欠かせない成分です。収穫期になると、カリウム質の肥料を多めに与えることで、糖度の高いおいしいスイカが実ります。
一方で、カリウムが過剰だと果実自体が小さくなる可能性があります。適切な時期に適量を与えることが、農家の腕の見せ所となります。
堆肥や有機質肥料の活用も
化学肥料だけでなく、堆肥や有機質肥料も併用されています。これらは土作りに役立つだけでなく、スイカ本来の風味を引き立てる効果もあるのだとか。
肥料の力を最大限に活かし、環境に配慮しながらおいしいスイカ作りを行う。それが、スイカ農家の方々の”究極の秘訣”なのです。
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