スイカは雨にあたるとどうなる?
スイカは雨にあたるとどうなる?
当農園の園主栽培経験が60年の杉山氏が解説。
※園主は栽培経験実績が驚きの60年の実績とは:地域のスイカを1935年ころ、松本市波田の下原集落でスイカが作られ始めた。(情報元:ウィキペディア)
弊社では初代から通算で約60年の栽培経験実績を指します。
スイカはもともと乾燥した場所で育つ植物で、多湿や多雨には弱いです。特に、梅雨の時期はスイカにとって厳しい時期となります。以下に、雨による影響と対策について詳しく説明します。
- 受粉後の影響: スイカは受粉後4時間以内に雨や水に当たると結実しない可能性があります。
- 裂果の問題: 収穫前に雨などで水をあげすぎると、スイカが水分を大量に吸収してしまい、実が割れることがあるそうです。
- 病気のリスク: 雨によって跳ね返った泥が葉の裏につき、そこから菌が侵入して病気になることがあります。
これらの問題を防ぐための対策は以下の通りです:
- 高畝にする: スイカを植え付ける時、通常よりも畝の高さを高くすることで、水はけをよくすることができます。
- 雨除けをする: 長雨によって、余分な水分が用土に染みこんでしまい、過湿状態になりやすくなってしまいます。そのため、雨除けを作ることが推奨されます。
- マルチを敷く: 地面にそのまま伸びたつるを放っておくと、雨によって跳ね返った泥が葉の裏につき、そこから菌が侵入して病気になることがあります。そのため、葉の下にワラ、腐葉土などのマルチを敷くと良いでしょう。
以上のような対策を講じることで、スイカは雨の多い日本でも元気に育つことができます。ただし、これらの対策はあくまで一般的なもので、具体的な栽培環境やスイカの品種によって最適な対策は異なる場合があります。具体的な状況に応じて適切な対策を講じることが重要です。
南原ファームでは、雨天の際は収穫出荷は致しません。以上の理由から出荷が遅れる事ご理解賜りますようお願い致します。
今回のテーマ(スイカは雨にあたるとどうなる?)はいかがでしたでしょうか!
“スイカ、果物の中で唯一の“涼”。知ってるとちょっぴりクールな、スイカの雑学を共感しよう!”
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