黒いスイカは甘いですか
黒いスイカは甘いですか
当農園の園主栽培経験が60年の杉山氏が解説。
※園主は栽培経験実績が驚きの60年の実績とは:地域のスイカを1935年ころ、松本市波田の下原集落でスイカが作られ始めた。(情報元:ウィキペディア)
弊社では初代から通算で約60年の栽培経験実績を指します。
「黒ずくめのスイカに隠された、驚きの甘さの秘密」
夏の味覚の主役、スイカ。鮮やかな赤色に実った姿が人気の理由ですが、近年では珍しい「黒いスイカ」も出回るようになってきました。一見した印象では甘さは期待できそうにありません。しかし実際は、その見た目に反して驚くほど甘い味わいが隠されているのです。今回は、黒いスイカの秘密に迫ります。
![](https://e-suika.net/wp-content/uploads/2024/02/黒玉スイカ収穫前.webp)
黒いスイカの正体は、「黒珊瑚スイカ」と呼ばれる品種です。外見は全体が黒っぽい色合いで、切り口も深紅の赤ではなく黒みがかった紫色をしています。しかし、その暗い外観が裏切り、ひと口食べれば甘さに驚かされます。
この濃い紫黒色は、スイカに含まれるアントシアニンという抗酸化成分が多量に含まれているためです。アントシアニンは赤紫色の色素なので、通常のスイカよりも格段に濃い発色をします。つまり、黒ずんでいる外観ほどアントシアニンが豊富に含まれ、糖度も高くなるのだそうです。
また、黒いスイカは小振りの個体が多く、実の重さ自体も軽め。つまり、スイカ本来の味や栄養素がコンパクトに凝縮されているのが特徴と言えるでしょう。
外観から味が判断できない黒いスイカですが、一度食べればその甘みの虜になるはずです。意外な味わいに驚かれることでしょう。見かけによらず、ぜひ味わっていただきたい一品です。
今回のテーマ(黒いスイカは甘いですか)はいかがでしたでしょうか!
“スイカの甘さだけじゃない、知ってる?スイカの不思議な雑学で心も満たされる夏を共感しよう!”
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