スイカ 家庭菜園

家庭菜園スイカ栽培つる枯病の対応について

家庭菜園スイカ栽培つる枯病の対応について

当農園の園主栽培経験が60年の杉山氏が解説。

スイカの絶望的状況を救う!? つる枯病の”絶対に効く”対策法

家庭菜園でスイカ作りに励んでいるあなた。うまく育っていたつるが、突然枯れ始めてしまった経験はありませんか? その原因は”つる枯病”の可能性があります。一度つる枯病に冒されると、対策を講じないと甘いスイカは収穫できません。しかし、この記事で紹介する方法を実践すれば、確実につる枯病を撃退できるでしょう。

つる枯病とは何か?

つる枯病は、スイカ栽培で最も恐れられる病気の一つです。土壌中の糸状菌が原因で、つるの根元から徐々に枯れ始め、最終的には全体が枯れ上がってしまう深刻な病気です。一度発症するとほとんどの場合、取り返しがつきません。

つる枯病への”絶対に効く”対策法

つる枯病を確実に防ぐには、発生源となる土壌の糸状菌を事前に排除する必要があります。その方法が”太陽熱消毒”です。畑に濡れた夏ビニールシートを被せ、太陽の熱で土壌を50度以上に熱する方法で、糸状菌を確実に死滅させることができます。土壌消毒剤の使用も有効ですが、環境にも優しいこの方法が最も確実で安全といえるでしょう。

栽培環境の改善でリスクを最小化

太陽熱消毒のほかにも、栽培環境を改善してつる枯病のリスクを最小限に抑えることができます。換気の良い場所で栽培したり、土の排水性を高めたりといった対策が効果的です。また、抵抗性品種を選んだり、発病初期に農薬を散布したりすることもリスク低減に繋がります。

早期発見が何よりも重要

つる枯病に対処するうえで最も大切なのは早期発見です。定期的につるの根元を観察して、少しでも異常を感じたら素早く対策を講じましょう。初期症状である部分的な枯れは、適切な農薬散布で食い止められる可能性があります。手遅れになる前に、細かな変化に気づくことが肝心なのです。

つる枯病は決して油断できる病気ではありません。しかし、この”絶対に効く”対策法を実践すれば、スイカ栽培を成功に導くことができるでしょう。ぜひ試してみてください。

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