スイカの連作はダメですか?
スイカの連作はダメですか?
当農園の園主栽培経験が60年の杉山氏が解説。
※園主は栽培経験実績が驚きの60年の実績とは:地域のスイカを1935年ころ、松本市波田の下原集落でスイカが作られ始めた。(情報元:ウィキペディア)
弊社では初代から通算で約60年の栽培経験実績を指します。
スイカ栽培の”究極の危機”スイカの連作障害に気をつけろ!
おいしいスイカを毎年収穫できるよう、同じ畑で栽培を続けたくなりますよね。しかし、スイカの連作はある程度避けた方が賢明です。スイカの栽培における”究極の危機”ともいえる連作障害について知っておく必要があります。
スイカの連作障害とは?
スイカの連作障害とは、同じ畑で連年スイカを栽培し続けたことで、土壌中の病原菌や線虫が増え、作物の生育不良や減収を引き起こす現象のことです。症状としては、徒長生育、着果不良、根の立ち枯れなどがみられます。放置すると、最悪の場合収穫ゼロにもなりかねません。
連作障害が起こる理由
スイカの連作障害は、主に次の2つの理由で引き起こされます。 1. 排水性が悪いと、病原糸状菌が増殖しやすくなる 2. 線虫やウイルスが蔓延して根を食い荒らす 土壌伝染性の病害虫が年々蓄積されるため、スイカ作りに向かない環境になってしまうのです。
連作年数の目安は?
スイカの場合、概ね3年連作が限界とされています。場所や土壌環境によっても異なりますが、4年目以降は連作障害の危険性が高まります。収穫量の低下や病害虫の発生など、徐々に影響が現れてきます。
スイカの畑を毎年ローテーションさせる
連作障害を回避する最良の方法は、畑の場所をローテーションさせることです。例えば、スイカ→キュウリ→トマト→スイカという風に、毎年畑を変えて作物を入れ替えましょう。同じウリ科でも異なる作物を組み合わせれば、病害虫の駆除や休閑効果が期待できます。
スイカ栽培に”究極の危機”を与えない
おいしいスイカ作りのためには、この”究極の危機”となる連作障害に気をつける必要があります。畑のローテーションを心がけ、スイカの栽培環境を毎年新鮮に保つことが大切なポイントです。
今回のテーマ(スイカの連作はダメですか?)はいかがでしたでしょうか!
“スイカの甘さだけじゃない、知ってる?スイカの不思議な雑学で心も満たされる夏を共感しよう!”
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