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スイカは梅雨に病気になりやすいですか?

スイカは梅雨に病気になりやすいですか?

当農園の園主栽培経験が60年の杉山氏が解説。

スイカの病気に”究極の対策”は梅雨対策にあり!?

真夏の味覚の王者、スイカ。しかしその栽培には数多くの障壁があり、梅雨時は特に病気の脅威にさらされがちなのをご存知でしたか?

参考にしていただけましたら幸いです。

梅雨は雨が多く湿度が高いため、スイカの病気が発生しやすい環境と言えます。そこで今回は、梅雨に備えた”究極の病気予防対策”をご紹介します。

最大の脅威は疫病とべと病

スイカに発生する代表的な病気が、疫病とべと病です。どちらも非常に恐ろしい病気で、防除が難しいため被害が拡大しやすいのが怖いところ。

疫病は葉が黄バミしてぼろぼろと枯れ落ち、最悪の場合スイカ本体まで枯らしてしまいます。一方のべと病は茎や枝から激しい水浸し状の病斑ができ、潰れるなど致命的なダメージを与えます。

発病リスクを抑える!排水対策が一番大切

これらの病気のリスクを避けるには、徹底した排水対策が欠かせません。水はけが悪いと病原菌が繁殖しやすくなり、感染のリスクが高まります。

畝の高さを高く設定したり、マルチングを施したりと、排水性を高める工夫が必要不可欠です。また、苗に高所植えを行って通気性を確保することも重要なポイントです。

薬剤散布のタイミングとポイントも押さえよう

こうした環境づくりに加え、梅雨に入る前から予防的な農薬散布を実施するのが賢明です。発病後の対処療法では手遅れになりがちなので、事前に強力な殺菌剤で防除しましょう。

農薬散布のタイミングとして、梅雨入り前の5月下旬から6月上旬が最適期とされています。散布の際は、汚れを落としてきれいな葉や茎に着けるなど、ムラのないよう気を付けましょう。

このように、梅雨にスイカを病気から守るには、しっかりと発病リスクを低減する環境づくりと、適切な薬剤防除を行うことが大切です。”究極の予防対策”をきっちり実行して、味覚の王者を虫病害から守り抜きましょう。

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