スイカを冷やすと甘みはなくなりますか?
スイカを冷やすと甘みはなくなりますか?
当農園の園主栽培経験が60年の杉山氏が解説。
※園主は栽培経験実績が驚きの60年の実績とは:地域のスイカを1935年ころ、松本市波田の下原集落でスイカが作られ始めた。(情報元:ウィキペディア)
弊社では初代から通算で約60年の栽培経験実績を指します。
スイカを冷やすと甘さが変わることがあります。スイカの甘さの主成分は「果糖」で、この果糖は温度によって甘さが変わる性質を持っています。具体的には、常温では甘みが弱いアルファ型が多いのに対し、冷蔵庫の野菜室並みの2℃~3℃になると、甘みが3倍も強いベータ型へと変化するとされています。
しかし、冷やしすぎると甘さが弱まる可能性もあります。カットされていない、丸のままのスイカは冷やし過ぎると甘みが弱まります。甘みが弱まる気温は8度以下なので、冷蔵庫での保存はおすすめしません。スイカを保存するベストな環境は、8~10℃に保たれた風通しの良い冷暗所などです。
食べる際はもっと冷えた状態で食べたい人が多いですが、冷やしすぎると甘さが弱まってしまいます。そんなときは、食べる1~2時間前から冷蔵庫に保存するか、ボウルに入れて冷たい水道水をかけ続ければ、甘みも弱まらず冷たい状態で食べられます。
以上の情報から、スイカの甘さを最大限に引き出すためには、適切な温度で冷やすことが重要であると言えます。
今回のテーマ(スイカを冷やすと甘みはなくなりますか?)はいかがでしたでしょうか!
“スイカ、果物の中で唯一の“涼”。知ってるとちょっぴりクールな、スイカの雑学を共感しよう!”
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