スイカのお話し

スイカにまつわる話を提供いたします。

スイカはどこからきた?

スイカはどこからきた?

当農園の園主栽培経験が60年の杉山氏が解説。

スイカの始まりと旅路、その出会いの秘密に迫る

夏の味覚の王者ともいえるスイカ。その赤くみずみずしい果肉とジューシーな味わいは、誰もが心待ちにする至福の味です。でも、一体スイカはどこからやってきた果物なのでしょうか?その起源と歩んできた旅路を探れば、スイカに出会えた奇跡に気づかされます。

スイカの故郷はアフリカ大陸

スイカの原産地は、古くからスーダンを中心とするアフリカ大陸の一部と考えられています。遺伝的にはナツメグリの一種で、極めて強い環境適応力を持っていました。紀元前3000年頃にはエジプトでも栽培が始まり、次第に周辺地域に広まっていったようです。

中近東を経てヨーロッパへ

7世紀頃にイスラム教の拡大とともにスイカは中近東地域へと伝わり、さらに十数世紀後のルネサンス期にヨーロッパ各地へ広まりました。しかし当初のスイカは果実が小さく、種も多かったため、旧大陸で品種改良が重ねられました。

新大陸への伝来と発展

16世紀頃、スイカは船でアメリカ大陸へ渡り、新天地での栽培が始まりました。熱帯と温帯の気候を生かし、西半球でも様々な品種が生まれました。南北アメリカではスイカ作りが盛んに行われるようになり、大振りの果実が生産されるに至りました。

日本へはポルトガル人が持ち込む

日本へのスイカの伝来は、16世紀中頃に長崎に来航したポルトガル人宣教師によるものと言われています。江戸時代には西洋スイカと呼ばれ庶民の間でも広く親しまれるようになりました。現代の日本では全国で生産が行われ、品種改良の歴史が積み重ねられています。

こうしてスイカは、故郷アフリカを発し、東西の大陸を旅し、時を経て世界中に広まっていったのです。これほどまでに愛されるのも、スイカの持つ魅力の大きさを物語っているのかもしれません。

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