スイカは何本仕立てがいいですか?
スイカは何本仕立てがいいですか?
当農園の園主栽培経験が60年の杉山氏が解説。
※園主は栽培経験実績が驚きの60年の実績とは:地域のスイカを1935年ころ、松本市波田の下原集落でスイカが作られ始めた。(情報元:ウィキペディア)
弊社では初代から通算で約60年の栽培経験実績を指します。
スイカ栽培の”究極の法則” – 多収量&高糖度を実現する仕立て方
おいしいスイカを作るには、植え付けから収穫まで適切な栽培管理が大切です。中でも、スイカの仕立て方は生育や収量、糖度に大きな影響を与えます。今回は、スイカ栽培の”究極の法則”として、理想の仕立て本数とその方法をご紹介します。
スイカの理想の仕立て本数
スイカの仕立て本数は、通常1株につき2〜3本が適しています。これより本数が多いと、養分が分散してしまい、果実の大きさや糖度が低下します。一方、1本仕立てでは収量が確保できません。2〜3本仕立てなら、十分な収穫量と良質な果実の両立が可能です。
2本仕立ての具体的な方法
2本仕立ては、菅などに巻きつけて立ち上げる「ヒモ巻き仕立て」が一般的です。本葉が10枚程度のときに主枝を選び、その主枝から2本の側枝を伸ばします。一方の側枝は親づるの下に、もう一方を上に這わせ、順次ヒモに巻きつけながら立ち上げます。余分な側枝は剪定しましょう。
3本仕立ての具体的な方法
3本仕立ては、2本仕立てと基本は同じですが、主枝から3本の側枝を伸ばします。1本目の側枝を親づる下に、2本目は斜め上に、3本目は真っ直ぐ上へと這わせ、それぞれ別のヒモに巻きつけて立ち上げます。余分な側枝は剪除し、主枝に集中的に養分を行き渡らせます。
仕立て本数の目安
仕立て本数の適切な判断は、土壌条件や日照時間などによっても変わります。大まかな目安としては、日当たりが良く、土壌条件に恵まれている場合は3本仕立て、そうでない場合は2本仕立てがおすすめです。初心者の方は、まずは2本仕立てから始めるのが無難でしょう。
絶品スイカ収穫の秘訣がここに
スイカ栽培で大切なのは、開花から収穫までの丁寧な作業管理です。この”究極の法則”に従って、理想の仕立て本数を実践すれば、多収量かつ高糖度の絶品スイカが収穫できるはずです。ぜひ挑戦してみてくださいね。
今回のテーマ(スイカは何本仕立てがいいですか?)はいかがでしたでしょうか!
“スイカの甘さだけじゃない、知ってる?スイカの不思議な雑学で心も満たされる夏を共感しよう!”
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